Apertureライブラリ管理
Aperture 1.5の新機能で最も魅力的だったことのひとつにライブラリ管理方法の変更がある。
1.1までのApertureは、データをすべてApertureライブラリに取り込んでしまうため、ライブラリのサイズはどうしても肥大化するし、さらにライブラリはパッケージ化されているうえ1枚ごとにフォルダ分けされているので、オリジナルデータにアクセスしづらいのも辛いところだった。
Aperture 1.5では、プロジェクトへの読み込み時に
・1 Apertureライブラリに保存(これまでと同じ)
・2 ピクチャに保存(任意の場所に変更可能)
・3 現在の場所に保存
を選択できる。
1は、元データがコピーされ、ライブラリに統合される。
2は、元データが移動もしくはコピーされ、ライブラリにはプロジェクトと(そのパッケージ内に)プレビューファイルが、ピクチャフォルダ(もしくは指定場所)にプロジェクトと同じ名前(設定可能)のフォルダが作られ、元データはそちらに保存される。
3は、ライブラリにプロジェクトと(そのパッケージ内に)プレビューファイルのみが作られ、元の場所とのリンクが設定される。
1の例:1枚ごとのフォルダの中にRAW(Jpeg同時記録の場合はJpegも)が保存される。直接的なハンドリングがしにくい。
2,3ではプロジェクトパッケージ内にプレビューのみ生成されるのがわかる
2ではピクチャフォルダ(任意指定可能)にオリジナルファイルのみのフォルダが生成される。
これはキャノン純正のCanonCameraWindowで読み込んだものと同じなのでハンドリングしやすい)
ワタシの主要な用途を検証してみた
・A (仕事や作品用)RAW+Jpegで撮影したメモリーの読み込み
・B (家族写真、旅行用)Jpegオンリー写真の読み込み
・C (画像DB用途として)Photoshopデータフォルダの読み込み
これに、上記1〜3のライブラリ管理方法を適用し、必要なストレージ容量を見てみた。(A,Bに3は無いと思われるが、ここではCanonCameraWindowで読み込んだフォルダを3の設定でインポートした場合を検証。
A RAW+Jpegデータ読み込み(CFカード上のサイズ 38.2MB)
1:47MB(Library)
2:9.8MB(Library)+ 37.4MB(ピクチャ)=47.2MB
3:9.9MB(Library)+ 38.2MB(元フォルダ)=48.1MB
B Jpegオンリー写真の読み込み
(CFカード上のサイズ 16.5MB)
1:27.5MB(Library)
2:11.5MB(Library)+ 16MB(ピクチャ)=27.5MB
3:11.5MB(Library)+ 16.5MB(元フォルダ)=28MB
C Photoshopフォルダの読み込み(HDD上のサイズ 127MB)
1:131MB(Library)
2:4MB(Library)+ 127MB(ピクチャ)=131MB
3:4MB(Library)+ 127MB(元フォルダ)=131MB
Apertureライブラリはでの一元管理は楽だけど、他のアプリとのシームレスな同時運用には向いていない(例えばキャノンのImageBrowserはフォーカスポイントの表示も可能)ため、Apertureの使用を躊躇うケースも多かったが、2の方法ならいいとこ取りが出来そう。
なお、この理由から、マニュアルをきちんと確認していませんので、間違い等があるかもしれません。
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